080-4853-0625

受付時間10:00~19:00

※レッスン中は出られない場合があります

【つくば ボイトレ】60代主婦Mさん「歌が自分の物語に変わった日」

「先生、今日の曲はちょっと“女の情念”が強いんですよね。」
レッスンの冒頭、Mさんはそう言って、照れたように笑いました。

Mさんは、つくば教室に通う60代の主婦。
これまでに流行歌から日本歌曲、イタリア歌曲、オペラアリア、そして現代歌曲まで――
幅広いレパートリーを、まるで旅をするように歌ってこられました。

最近は、1970年代に流行したタンゴ調のシャンソンに挑戦中。
女性の切ない心の揺れを描いた、深みのある曲です。

レッスンの始まり ― 「物語の主人公になる」

「この曲の主人公はね、過去の恋を思い出しながら、でも前を向こうとしているように思うんです。」
Mさんはそう言いながら、静かに呼吸を整えます。

キーボードの伴奏に続き、彼女の歌が始まると、目の前に、まるで小さな舞台が現れたようでした。
声の中に、心の温度、ため息、微笑み…すべてが描かれていくのです。

変化の理由 ― 「技術が支える表現」

レッスンを重ねるうちに、Mさんの歌には確かな変化が現れました。
それは、「音を正確に並べる歌」から、「心で描く物語」への進化です。

「Mさんはもう、技術にとらわれなくなった感じですね。」
「色々ある可能性のうち、どの声を使っていくか始めは迷いがありましたが、数ヶ月かけて歌ってきて、決まりました。」

レッスンではMさんの持つ声の様々な可能性の中から、どの声を曲のどの部分に使うか?時間をかけて相談し、一緒に試行錯誤してきました。
今はその上に“表現力”という花が咲いています。

声が伸びやかに響くたび、Mさんの中にある物語が、音楽として解き放たれていくのを感じました。

レッスン後のひとこと

「歌っている時、まるで自分がこの主人公になっているようで…正直、すごく疲れます。」
Mさんは笑って話してくれました。

「“上手に歌う”必要なんてないと思うんです。今は“伝えたい”気持ちが先に出てくるんです。」

その表情には、長年音楽を愛してきた方ならではの深い充実感がありました。

これから歌を始める方へ

Mさんのように、「ただ歌う」から「表現する歌」へと進んでいく喜びを、
ぜひ多くの方に感じていただきたいと思います。

好きな曲を題材に、あなたの物語を声で描いてみませんか?

▶︎ 体験レッスン:おひとり1回・60分
▶︎ 会場:つくば/守谷/柏

あなたの中に眠る“本当の表現力”を、声で咲かせていきましょう。