歌は全身運動

今年の夏も本当に暑かったですね。子供の頃は、日本の夏がこんなに暑くなってしまうとは想像もしていませんでした。
私の教室は柏市とつくば市でボイトレレッスンを行っていますが、暑い中でも皆さん欠かさずレッスンに通ってくださり、その熱意に私自身が引っ張られて、この夏も頑張ってレッスンを続けることができたと感じています。
体が疲れていると、喉とうまく連携ができず、体と喉が切り離されてしまい、喉だけで歌ってしまうことがあります。
さらに、エアコンで冷えて固まった体の筋肉も思うように使えません。
でも、歌うためには「柔らかく、温かい全身の筋肉」を使うことが大切です。そうすることで、喉だけに頼らず、響きのある声が自然に出てくるのです。
日常の中でできる工夫
例えば、レッスン前やカラオケ前には軽いストレッチをして、肩や背中をゆるめてあげると、それだけで声の出方が変わります。
また、深く息を吸って体の中に空気を入れることを意識するだけでも、喉の負担が減り、声がスムーズに流れていきます。
声と体をひとつに
歌はスポーツと同じで「全身運動」です。
声は喉だけでなく、足の裏から頭のてっぺんまで、体を通して響くもの。
体と声が一つにつながったとき、無理のない自然な歌声が生まれます。
それは聴く人にとっても、より心に届く言葉、音楽になるのです。
最後に
秋は体を動かすのにちょうどいい季節。ぜひ 体験レッスンにいらして体をリラックスさせながら、声と全身をひとつにして歌う感覚を味わってみてください。