力むのをやめたら、高音が伸びやかに響くようになった!

小学生の H ちゃんが、つくば教室でボイトレ レッスンを受けてくれました。
あるコンクールに挑戦するとのことで、私は事前に「その曲を絵に描いてみましょう」と提案しました。
すると H ちゃんは、牛の表情や、様々な国の人が働いている様子など、隅々まで丁寧に描いて持って来てくれました。
さらに曲の季節についても「春だけど、まだ始まったばかりで少し寒い時もある」と表現。
小学生とは思えないほど、リアルで細やかなイメージを持っていることが伝わってきました。
ところが、実際に歌ってみると高音部分で喉が詰まったような響きが出てしまいます。
H ちゃんはピアノも歌もとても熱心に取り組んでいる分、その一生懸命さが“力み”に繋がってしまっていたのです。
そこでレッスンでは「喉で頑張らず、息の流れに声をのせること」を中心に練習しました。
高音は“力を込める”のではなく、“体の中を通る息を上下に引っ張るように響かせる”ことで自然に出てきます。
何度か繰り返すうちに、H ちゃんの声は少しずつ柔らかさを取り戻し、硬さのないのびやかな高音へと変化しました。
その瞬間、H ちゃん自身も「やわらかい声になったみたい!」と嬉しそうに笑顔を見せてくれました。
音楽のイメージを大切にする心と、それを声で表現する技術。
この二つが重なった時、歌はぐんと輝き出します。
これからも、自由に楽しくピアノや歌と付き合っていって欲しいです。
「たまみの音楽室」では、小中学生のお子さんの、コンクールやオーディション 対策のためのレッスンもしています。
体験レッスンで歌声が変わる 体験を、ぜひしてみてください。お待ちしています☆彡