習ったことを忘れてしまうのは当たり前

頭ではわかっているけど……
声楽・ボイトレのレッスンをしていると、ほとんどの方が口にされるのが
「習ったことを忘れてしまうんです」
「頭ではわかっているのに、できないんです」
という言葉です。
柏市やつくば市、そしてオンラインレッスンに通ってくださる方は、主婦の方が多いのですが、日々のお料理を思い出してみてください。
調味料をいちいち計量スプーンで測ることは少なく、目分量で“手や体が覚えている”という感覚で作られているのではないでしょうか。
歌のレッスンもそれとよく似ています。
「顎を引きながら口を開けましょう」と言っても、首と顎の距離を何センチか測るわけではありません。
「背中の方に向かって声を出すように」と言われても、最初は「それってどういうこと?」と感じて当然です。
頭で理解しても、体はすぐには動かない
ボイトレの練習は、頭で理解することも大切ですが、それ以上に「体で覚えること」が必要です。
スポーツと同じで、新しい動きは一度聞いただけでは身につきません。何度も繰り返し練習することで、少しずつ自然にできるようになっていきます。
さらに声を出すために働いている口の中や喉、肺の広がりは、自分の目で直接見ることができない部分です。だからこそ、感覚を研ぎ澄ませて「こんな感じかな?」と手探りで確かめていく作業になります。
忘れても大丈夫。繰り返すうちに身につきます
ですから、習ったことを忘れてしまっても大丈夫。
思うように体が動かなくても、それはごく自然なことです。
忘れて、また練習して、繰り返すうちに少しずつ体が覚えていきます。
やがて「考えなくても自然にできる」ようになり、その時には歌の表現もぐんと自由になっていきます。
「忘れてしまうからダメ」ではなく、「忘れるのは成長の途中」なのだと安心してレッスンを続けてくださいね。
体験レッスン
柏市つくば市でのリアルな体験レッスン、また オンライン レッスンでも体験を受け付けております。
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