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小4の女の子 N ちゃん・弱かった裏声が響き始める♫

〜つくば市 ボイトレ教室体験〜

つくば市のボイトレ教室に体験に来てくれたのは、小学4年生の女の子、Nちゃん。
あるスポーツで活躍している選手で、すっと伸びた姿勢がとても印象的でした。

Nちゃんの声は、低めの音域では地声がびんびんと力強く響く一方で、ある音程を境に裏声に切り替わると、急に力が抜けてしまい、サビを響かせることが難しい状態でした。

最近は「ミックスボイス」という言葉を耳にすることも増えていますね。私のレッスンでは、地声と裏声をしっかり分けてから繋げるのではなく、離れた二つの声を少しずつ歩み寄らせる方法を取っています。

たとえるなら、最も地声らしい声を「黒」、最も裏声らしい声を「白」とすると、その間にはグラデーションのような色合いが存在するはず。けれども特にお子さんの場合、地声がとても力強いために「黒」と「白」がくっきり分かれてしまうことが多いのです。

曲の中には低い音も高い音も出てきます。低い音は地声で、高い音は裏声で歌うと、まるで二人の人が交代しながら歌っているように聞こえてしまいます。しかも、地声を強く響かせれば響かせるほど、裏声との距離はさらに開いてしまうのです。

そこで今回は、

地声は体の前面ではなく、体の奥から出ているように意識すること

裏声には息の圧力を加えて、力強さを混ぜていくこと


この二つを中心にレッスンしました。

Nちゃんは、地声と裏声の距離を縮めるという説明をすぐに理解し、集中して取り組んでくれました。

体の奥行きを感じながら地声に少し緩みを与え、裏声には息の力を加える。

その繰り返しの中で、短い時間のレッスンでも声に変化が見られ、「今までと違う声が出せた!」という感想をお話ししてくれました。

30分間、自分の体の中で起こっていることや響きを真剣に感じ取りながら練習するNちゃん。その姿を、お母様は静かに見守っておられました。

今回のNちゃんのように、一生懸命に体と向き合いながら新しい声を見つけていく姿は、とても頼もしく感じられました。

一般的に小中学生のお子さんは、日々体が成長し変化していきます。その中で「自分の体をどうコントロールしたらいいのか分からない」と戸惑う場面もあるかもしれません。

声は歌うためだけでなく、ご家族や学校のお友達と気持ちを伝え合うための大切な道具です。もしも自分の声を「嫌い」だと感じたり、「使いにくい」と思ったりしてしまうと、歌うことや話すこと自体が苦手になってしまうこともあります。

それは本当にもったいないこと。
だからこそ、今の体の成長段階に合った、自分にとって心地よい声の出し方を見つけることが大切です。

レッスンでは、お子さん自身が自分の声を大切に思えるように、一緒に探していきます。歌もおしゃべりも「自分らしい声」で気持ちよく楽しめるよう、寄り添っていくことを心がけています。


つくば市の他に、柏市でもリアルな対面 レッスンを行っています。また オンライン レッスンと併用してご利用いただくことも可能です。是非一度お気軽に体験レッスンにいらしてみてください。